ハイバーバイザー は 設備投資コストと運用コストを大幅に削減し、ITインフラストラクチャの管理を強化しながら、任意の OS、アプリケーション、およびハードウェアを柔軟に選択できます。実績のある仮想化プラットフォームを利用して、社内クラウドおよび外部クラウド インフラストラクチャの連携を可能にし、相互接続を標準化するための機能と基盤を提供します。
Microsoft Hyper-V
某区役所 導入事例
WSFC基盤を活用した高可用性ファイルサーバー環境の構築
某区役所様では、業務システムを支えるファイルサーバー環境において、可用性と信頼性の向上が課題となっていました。当社は、この課題に対し Windows Server Failover Clustering(WSFC)基盤 を活用した新規環境の導入をご支援しました。
具体的には、2台の物理サーバーに Hyper-V をインストールし、WSFCを構築。さらに、クラスタ上で各種仮想マシンを稼働させることで、障害発生時にも継続的に業務サービスを提供できる高可用性インフラを実現しました。ストレージ接続には MPIO(マルチパスI/O) を採用し、冗長性と性能の両立を確保しています。
本導入により、某区役所様では 安定した共有ファイルサーバー環境の運用が可能となり、住民サービスの基盤をより強固に支えることができるようになりました。
対応ソリューション
Hyper-V 導入サービス対応ソリューション
- オンサイトヒアリンング
事前にお客様にご記入頂いたヒアリングシートを基にお客様の環境を確認し、設定パラメータを確定
- Hyper-V設計/構築
- OSインストール (Windows、Linux)
ヒアリングシートに基づき、仮想マシンの作成およびゲストOSの標準インストール、統合サービスの導入、設定仕様書の作成
- 運用手順書作成
Hyper-V 冗長化構成導入サービス(WSFC)対応ソリューション
- フェールオーバークラスタリングの導入、冗長化構成の設計/構築
- ワークグループクラスター(Windows Sever2025以降)の設計/構築
- Hyper-V専用ActiveDirectory構築、ストレージ・ネットワークの冗長化設定、共有ディスク上への仮想サーバイメージの移動
- HA機能およびクイックマイグレーションやライブマイグレーション機能の有効化、クォーラム監視設定
- 仮想マシンの登録、フェイルオーバー、フェイルバック、クイックマイグレーション、ライブマイグレーションの動作試験
- 運用手順書作成
SCVMM 導入サービス
- SCVMMのインストール、環境設定
- SCVMMのオプション機能や有償SQL Serverの追加
- 仮想環境移行(P2V)サービス
SCVMMを用いて、物理Serverを仮想Serverに移行するサービスです。
- 運用手順書作成
VMware vSphere
対応ソリューション
VMware ESXi/ESX 導入サービス
- オンサイトヒアリンング:事前にお客様にご記入頂いたヒアリングシートを基にお客様の環境を確認し、設定パラメータを確定
- VMware ESXi/ESXサーバ設計/構築
- VMware ESXi/ESXサーバの運用手順書作成
- VMware vCenter Server 導入サービス
- Vmware vCenter Server設計/構築
- vCenter Serverファームへ管理対象となるESXi/ESXの登録
- vCenter ServerのDB用SQL Serverのインストール
- 運用手順書作成
- VMware vMotion導入設定
- VMware HA 導入設定
- VMware FT導入設定
- VMware DRS導入設定
- ゲストOS導入サービス:ヒアリングシートに基づき、仮想マシンの作成およびゲストOSの標準インストール、VMwareToolsの導入、設定仕様書の作成
- 仮想環境移行(P2V)サービス:物理サーバ(Windows・RedHat)をVMwareの仮想サーバに移行するサービスです。
HCI(ハイパーコンバージドインフラ)
HCIのメリット
従来の仮想インフラは3Tier(サーバ/SANスイッチ/ストレージの3層)構成が主流であったが、3Tierには以下のような課題が存在します。
- サーバ/SANスイッチ/ストレージの最適な組み合わせや複雑なサイジング、各製品のバージョンを考慮した設計・設定が必要となる。
- 製品ごとに個別の運用管理を行わなければならず、障害発生時の切り分け作業も複雑になる。メーカーが異なると、調査に時間がかかる場合もある。
- 製品によってサポート期間が異なるため、1つの製品サポートの終了に伴って他の製品も影響を受ける場合がある。
- 多くの設置スペースや電力量が必要になる場合がある。(特にストレージ製品)
上記のような課題を解決するために、SANスイッチとストレージを排除し、サーバ単体の構成としたものがHCI(ハイパーコンバージドインフラ)です。
HCIでは外部ストレージは使用せず、各サーバのローカルSSD/HDDをソフトウェア機能(本システムではVMware vSAN)で統合し、共有データストアとして使用します。
DELL VxRail 導入サービス
- 要件整理
ユーザー数、仮想マシンスペック、バックアップ/DR要件、ライセンス要件の整理
vCenter Server ファームへの ESXi/ESX 登録と管理対象の明確化
- 基本設計
ノード台数の決定
vSAN 設計(ストレージポリシー、耐障害方式)
スイッチ構成、拡張性を考慮した将来構成想定
- 詳細設計
IP アドレス設計
vCenter/DNS/NTP 構成
証明書設計、セキュリティ要件の反映
vSAN ポリシー設計(ストレージ階層/冗長度設定)
- 構築作業
初期セットアップ(VxRail Manager)
クラスター構成の実施
ネットワーク設定、監視システムとの連携設定
- 移行・展開
既存環境からの VM 移行(V2V/Cold Migration)
テンプレート展開、運用切替支援
- ドキュメント整備
構成図、設計書、作業手順書
試験記録、運用引継ぎ資料一式
Nutanix AHV導入サービス
- Nutanixクラスタ設計
クラスタ構成、Redundancy Factor(RF)、Prism Central設計、名前解決、時刻同期方式
Pulse設定、ハードウェア各部位の耐障害性仕様を含む設計。
- AHV設計
AHVバージョン管理、ゲストマシン配置、ライブマイグレーション機能の設計
詳細設計:仮想スイッチ設計、ポートグループ構成、イメージ管理、DNS/NTP設計
- ネットワーク設計
使用するネットワーク種別の定義、仮想スイッチ設計、ポートグループ設定、VLAN設計。
- ストレージ設計
ストレージプール/コンテナの設計、データリダンダンシー設計、性能要件を踏まえた最適化。
- バックアップ/リストア設計
バックアップ方針の策定、仮想マシンのリストア方式、プロテクションドメインの設計と適用。
- 構築作業
AOS/AHVの環境構築、VMテンプレート整備、Prism UIの導入と初期設定。
- 移行対応
VMware環境等からのVM移行(Move)、物理サーバからの仮想化支援。
- 監視設計
Nutanix監視(Pulse)およびシステム監視設定、障害通知/監視設計方針の策定。
- ドキュメント整備
設計書、構成図、運用引き継ぎ資料、作業手順書、試験報告書一式を提供。